安全への取り組み

お客さまも、作業者も。
すべての人の安全を守るために。
鉄道をご利用になるお客さまの安全を守るため、車両の各種検査や古くなった車両をより安全な車両として、甦らせるための改造工事を実施。さらに、車両基地設備のライン設計や、安全対策に関わる提案や施工をしています。お客さまの安全だけではなく、車両整備に携わる作業者の安全を守るのが当社の使命です。
Pick up
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車両定期検査
鉄道車両は定められた期間、または走行距離に達するまでに、部品や装置を細かく分解して検査を行います。受け継がれた技術と新技術を融合させながら、安全かつ良い車両を日々提供しています。
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交番検査
鉄道車両の運行に際し、90日毎に交番検査を行うことが定められています。なかでも鉄道車両の足とも言える台車についても機能点検の他、制輪子やブレーキパッド等の摩耗品についても寸法管理を行い、規定に満たない場合は部品を交換します。
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ドア検修
鉄道車両において、ドアは重要な装置のひとつです。確実な開閉動作が求められるとともに、走行中は絶対に開いてはならないものとなっています。ドアを外して細部まで検査、修繕し、入念に動作確認を行うことにより、故障を未然に防いでいます。
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電子機器基盤の劣化修繕
現在の鉄道車両に搭載されている多くの電子機器は、経年と共に劣化していきます。特に基板と電子部品を接合するハンダ部でのヒビは電気の流れを妨げ、車両故障の原因となるため、顕微鏡を用いて1箇所1箇所点検を行い、必要に応じて加修を行っています。
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改造配線作業
鉄道車両は、新製から約20年を目安として大規模な改良工事を施工し、古い電気機器類の更新やその時代に応じた新規機器、保安機器の確実な取付け、配線を行うことで、鉄道車両に対する安全性を高めています。
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在姿車輪旋盤
鉄道車両の車輪は鉄製で、傷つくと乗り心地が悪化するので、決められた寸法内で削正して補修します。在姿車輪旋盤は車両から台車を取り外すことなく、車輪を削正することができます。
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天井クレーン
重量物の移動、車両や部品の分解、組立に応じたクレーンが配置されています。また、安全対策として挟まれ防止装置(衝突・人感検知)や、地震脱落防止装置も装備されており、安全性を向上しています。
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台車反転装置
台車は多くの部品で構成された複雑な装置で、点検作業も極めて入念に実施されます。台車反転装置は点検時に台車を反転させることで、作業性を高め、作業者負担を軽減し、安全・品質の向上を図っています。
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先頭車用転落防止ホロ
これまで取付けが難しかった先頭車両間連結部への転落防止ホロを、他社に先駆け、設計・製品化。幾多の課題を克服し、デザイン性と機能性を両立させました。車両形状に対応したホロは、既存車両にも取付けが可能です。
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ドア誤扱い防止装置
車両側面に取付けた超音波センサがホームの有無を検知し、駅停車時に乗務員が誤ってホームと反対側のドアを開扉することを防止する装置です。また車両の一部がホームから行き過ぎて停車した場合も同様に防止します。JR西日本や民鉄車両に採用されています。
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ミリ波速度センサ
自動車の衝突防止などに使われるミリ波を、車両からレール踏面上に照射。反射波を受信し、ドップラー効果を利用して絶対速度を検出します。安定した速度検出性能とメンテナンス性の向上の効果もあり、今後の新型車両に採用される予定です。
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EB-TE装置
運転中に運転士の失神・居眠り・急病などの異常事態が発生した場合、列車を自動停止させるEB機能と、乗務員が緊急ボタンを押すと非常ブレーキ・防護無線発信・信号炎管発煙など一連の列車防護操作を自動で行うTE機能を持つ安全上重要な装置です。
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